こんばんは。たかぎです。
「ミーティングファシリテーション研修」@南三陸に行ってきました。(電車で。5時間かけて…)
その時の様子をまとめます!
今回のテーマ「人の話を聞く」は、他人と仕事している人なら誰しも使えるスキルですよ〜。
ファシリテーション=良い方向へ導く

「ファシリテーション」という言葉は知ってますか?
会議をする機会がある人ならば、おそらく聞いたことありますよね。
ファシリテーション(英: Facilitation)は、会議やミーティングにおける進行役。
議題を整理し、参加者の参加や意見を促したり、合意形成や相互理解を促すもの、とあります。
そして、今回の講師・青木将幸さん(マーキー)は、実はお友だちです。
前職でと〜〜ってもお世話になりました。10年くらいの付き合い。
マーキーがよく言ってたのは
「ファシリテーターのfacilitateは、”良い方向へ導く”という意味なんだよ」
その言葉がずっと頭に残ってて。最近ちょっと「人の話をじっくり聴けてないかも」と思っていて、初心に戻るつもりで講座に申し込みました。
きもちいい会議をつくる4ステップ

会議はスムーズに進むと、気分がいいですよね。
きもちのいい会議をつくるには、4つのステップがあります。
1 丁寧に 「共有」する
「丁寧に共有する」とは、会議の入り口を整備することです。
「事前8割、当日2割」と言いますが、会議の準備も同じ。
- 何時から、どこで会議するのか?
- 目的はなにか?
- 今日はどこまで決めたいのか?
「そう!目的が分からない会議が多い!」と、共感者が続出。
正直、私もめっちゃ共感。福島に移住してからなぞな会議が多くて…….。
「これって、なんのための会議?」「全っ然、決める気配がない」
でも…質問しにくい雰囲気もあって。(地元の有力者が集まってたりすると特に)
でも!会議の目的は、先に参加者に共有しましょうね。
2 思うままに「拡散」する
特にアイディアを出す会議では、「拡散」を意識しましょう。ふろしきをバーっ広げるイメージです。この時間は楽しいですね。
3 「混沌」を、味わう
「混沌」は意見がたくさん出た状態。これを味わえるまでに至れば、上級者ですね。
4 「実行」を見すえて
ふろしきを広げたら、最後はとじていきます。
「じゃあ明日からどうする?」と、現実的に実行することを見すえて進行します。
理想の会議って、なんだろう?

今日の会は、参加者の関心に合わせて進みました。
みんなが考える「理想の会議とは?」逆に「こんな会議はしたくない!」の2つをあげてみましたよ。
こんな会議がしたい!
ここで、自分が考える「理想の会議」をブレストしてみました。
ちょっと紹介しますね。
- 意見を出しやすい雰囲気 ⇦ 一同「わかる〜!」
- ポジティブな進歩が見られる
- 解決策が出る ⇦ 一同「そうなんだよ〜切実」
- 温度、椅子の固さがちょうど良い ⇦地味に大切w
こんな会議はいやだ〜!
反対に「こんな会議はいやだ!」というテーマになったとん、出るわ出るわ。
- ずっと一人が話してる ⇦ ほかの人も意見も聞きたいのに止められない
- 意見を受け入れない
- 反対される会議 ⇦ つ、つらい…
- 炎上王(!)がいると話がまとまらない ⇦「うちにもいる」という人も
これは最初のワークでしたが、この時点で「同士がいた!」と思えました。
同じ体験してる人とは意見が合うから。
人の話を3分聞くトレーニング

話を聞くワークもやった。
と中、ちょっと深刻そうな質問が出ました。
参加者
「意見の対立している人がいて、どうやって折り合いをつけたらいい?」
マーキー(青木さん)
「それでも意見が重なる部分が、絶対にあるよ。もしくは、接点を作ろう」
ふーむ。接点がないように見えるのは、聞き方が浅いのかもしれない。
重なる部分(意見))を見つけるためには、とにかく相手の話を聞くこと。
じゃあトレーニングしてみよう!と、人の話を3分聞くワークをやりました。
3分でも相手のことが分かる
ちなみにルールはこんな感じ↓
- 相手の話を妨げない
- 質問、意見はしない
- あいづちはOK
- 「暗記する」くらいの気合で、聞く
3分って、めっっっっっちゃ長い。
ペアになった女性はお話が上手な方だったけど、3分も聞けば十分でした。
「もう私、この人の人生を語れるよ?」ってくらい、十分な時間でした。
めっちゃ集中して話を聞けば、相手の人生や、生活の様子すら想像できるんすよ。
なんていうか、とっても気持ちい体験でした。
「深く」聞けると、きもちいい

津波の被害がありました。
「一所懸命になって聞くと、相手も本音を話してくれる」
そんな感覚がありました。
「深く聞こう」。そんな学びを得ました。
同時に「最近、人の話を浅く聞いてたかも」と反省しました。
そう、この時期、周りと衝突することが多くて。「協力隊の任期が終わったら、どうするの?」「そんなんじゃ食っていけないよ」と、耳の痛い話が多かった。自分の弱さも認められなくて。正直つらかった。だから、食ってかかる時もあったり。
聞くのが浅いと、反応も浅いものになるのかもしれない。
今の私に足りないのは、深く聞くことかもなあ。
今回の学びは、とってもシンプルでした。でも、とっても難しいな…。
一番つらい時に、見守ってくれた人との再会
「マーキー」は、前職でむちゃくちゃ面倒を見てくれました。
自分が一番つらい時に、見守ってくれた人です。心の友です。
何を隠そう、今回はマーキーに会うことも目的でした。
最近、停滞している自分を鼓舞したくて。きっと進化しているであろう彼のエネルギーにあやかりたくて。結果、
行って良かったー!
「スモールビジネスをやりたい」という話をしたら、とても温かい言葉をかけてくれました。
- あなたは成長したよ。ずいぶん苦労したなって見て分かる
- しおりは(前職の人の中でも)数少ない”話を聞ける人”だった
- 早く、自分の名前でお金をもらう仕事をした方がいい
- 十分をお金をもらえる絵を描けるよ
- 自信を持って。俺たちのしてきた経験は、だてじゃないんだ
この時点で泣きそうでした。
そして「俺、そろそろ出家するよ」
と。
前から「お坊さんになりたい」と言ってたけど、改めて聞くとびっくりする。
なんか後光が差しているようにも見えました。
そして、最後にギュッと抱きしめてくれました。
あ また泣きそう……けど周りに人もいるからなあ…..撤収っぽいし..(⇦この辺の気配りは成長した証)
ぎりぎり泣かずに退散しました。
おまけ 南三陸のご飯が最強!

4時間弱のプログラムを終え、朝から移動でもうクタクタ。さっそくお宿へ。
「夕食はその辺で食べよう」
と思ってたら、あんまりなくて…….。
調べ不足の私を見かねて、宿の方が「夕食出せるか食堂に聞きましょうか?」と。
すみませんすみませんお願いします….。

ありがとう、南三陸。最高のご飯です。
ありがとう、おタコさん。美味しくいただきましたよ。
そして「いりやど」さん、マジでお世話になりました。
本のご紹介

「市民の会議術 ミーティング・ファシリテーション入門」
こちらの本がとても分かりやすくてオススメなのですが……
青木将幸
「市民の会議術 ミーティング・ファシリテーション入門」
なんと売り切れ (2019年4月10日現在)
※再販は「検討中」だそうです。
「本気で会議をなんとかしたい!」と思う人には、役立つヒントがドッサリ詰まっています。長年の実践経験がベースなので、すぐ使えるノウハウが満載です。

「みんなで作り上げた本」って伝わる。

出版形態も本屋を通さず販売しており、そのエピソードが面白いのです。しかし今日はこの辺にしときましょう。
聞くことから すべてが始まるのですね。
よし、明日も人の話聞くぞー。
会議がきもちいい=物事が進んでいるから
[…] 友人に「早くお金をもらって絵を描く経験をしなさい」と言われたことがきっかけです。 […]