イラストご依頼、制作プロセスをご紹介します【本の表紙】

イラスト

こんにちは。イラストレーターのしおりです。

イラストレーターってどうやって絵描いてるの?

今日は、イラストを制作プロセスと完成イラストを紹介します。

先日、書籍の表紙のイラストのご依頼をいただきました!

ありがたいことに、昨年もご依頼いただいた会社から「今年もよろしく」と連絡をもらいまして。

とっても嬉しかったです〜。

今回ご依頼をくださったのは、福島県のデザイン会社さんです。

イラストの依頼をうけた経緯

ざっくりの経緯は、

  1. 企画は、地元の大学と自治体 
  2. そこからデザイン会社へ制作依頼
  3. 1の方が、おじいちゃん・おばあちゃん20名にインタビュー
  4. デザイン会社が本を制作
  5. デザイン会社から、イラストレーターに依頼(←私ここ)
  6. 完成!印刷!!
  7. お客さんへ!

こんな流れです。

関係者も多く、半年近くかけてる大きなプロジェクト。

私は「5」の役割をやらせてもらいました。

今回は、以前働いていたデザイン会社さんから、依頼をいただきました。

もともと2年くらいアルバイトをしており、昨年も本の表紙のイラストと題字を描かせてもらいました。そこで、「今年もよろしく」となったわけです(笑)

飯舘村の自分史の表紙用の絵をまたお願いしたいのですが、いかがでしょうか。

とのメールをいただきました。

「はい!やらせてください!」と即レスした次第です。

どんな本なの?

ちなみに、「自分史」の活動から生まれた本です。

自分史とは、自分自身の生涯あるいは半生の出来事を文章化したもの。

Wikipedia

つまり、自分の歴史ですね。

個人的には、人生の体験や学ぶを家族や大切な人たちに届ける本かなと思います。

今回は20名にインタビューし、本にまとめたそうです。すごい人数や…。

イメージのヒアリング

では、制作プロセスを紹介します。

まず、イメージや希望をうかがいます。

はじめのメールでは、

参考です。(原稿データが添付されてました)

内容とイラストはそんなに密接じゃなくてもいいと思います。

いただいた指示は、以上です…!

補足:すでに2年以上、一緒にお仕事させてもらってますので、ある程度の信頼関係はできています。そのため、全体的にやりとり少なめです。指示をくれるデザイナーさんが最終的にえいやっと仕上げるパワフルな方なので、私は気楽に描かせてもらえてます…。゚(゚´ω`゚)゚。

ラフ画〜線画

そんな訳で、さっそくラフに入ります!

  1. 原稿を読む(本を詠みこむ)
  2. どんなイラストが必要か考える
  3. 参考資料を探す

こんな流れで作っています。

今回は、「自分史」というもので個人的な内容が多いので、掲載はひかえますが

  • インタビューに応えた方は、70〜90代の方
  • 人生の歴史がつまった原稿
  • それが20名分

といった感じ。

つまり、濃いのです…!

どんなイラストが必要か考える

原稿を読み進めていくうちに、イラストにすべき要素が見えてきます。

今回は、

  • 子どもの頃の記憶
  • 当時のあそび(野球、ベーゴマ、田んぼで水泳←!?など)
  • 上の兄弟は、下の子のめんどう見るのが当然だった
  • 結婚式は自宅で開催
  • 戦争の記憶(出兵)
  • 家族が多く、貧しかったので夢を諦めることもあった
  • 近所づきあいが密接だった

….などなど。

やはり、濃い…₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎

特に、昭和20年代の時代なので、戦争のお話をされる方が多くて。

私もインタビューこそしてませんが、当時の話に圧倒され、胸がつまりました。

参考資料を探す

さらに、当時のリアルな生活をイラストにするため、本も探しました。

今回参考にした本は、こちらです。

ちょうど「昭和30年代の東北」というドンピシャな写真集が!

あ、ありがたい…。

原稿の内容とも一致することが多かったので、参考にさせてもらいました。

ラフ画〜清書

ここまでくると、描くものがハッキリしてますので、一気にラフ画を描きます。

ラフ画が描けたら、微調整しながら、線画にうつります。

今回は参考に3つ紹介しますね。

左:ラフ画→右:清書となっています。

子守をするお姉ちゃん

最初は、弟の面倒をみるお姉ちゃんを描きました。

でも原稿に「2〜3人は同時に子守をしてた」とのコメントが。「一人じゃ少ない…」と思い直し、そっと妹をつけ加えました…。

昔はお母さんは死ぬほど忙しいので「お姉ちゃんがお母さんみたい」だってコメントも多かったですね。

戦争の記憶

兄弟や家族が出兵し、終戦を迎えても戻らなかった。そんなエピソードがたくさんありました。提供してくれた写真を見ると、本当に10代〜20代の若者で…。戦争にいく切なさ、やるせなさを描いてみました。

花嫁さん

最初は、かわいらしい花嫁さんを描いてました。でも、嫁になってからの苦労(姑とのアレコレ、重労働)した話もありまして…。

ただ可愛いだけじゃなく「あたし、頑張る」みたいな腹をくくった嫁にチェンジ。他のイラストとの頭身のバランスも微調整しました。

こんな感じで、15点ほどのイラストを制作します。

イラスト完成!

完成したイラストが、こちらです。

そして、デザイン会社の方が、装丁してくださいました。

完成した表紙が、こちらです!

そして、依頼してくれたデザイナーの方からコメントが。

お陰様で、いい感じです。

…以上です!

特に修正もなく、1回目の初稿で納品完了となりました。

ありがとうございました….!!!

そして次回もよろしくお願いします₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎

イラストレーターの感想

今回、あらためて「自分の歴史を本にするっていいな」と思いました。

完成した本は一般に流通しませんが、おじいちゃん・おばあちゃんに手渡されます。そして息子さん、娘さん、お孫さん、親戚などの家族にプレゼントしていきます。

その本には、70〜90年の人生が詰まっているので、読み応えバツグンです

家族の話って、知りたかったとしても、気恥ずかったり、忙しくて、なかなか聞く機会がないと思うんですよね…。

そこで、家族以外の人がインタビューして本にしてくれます。

私は8年前に祖父を亡くしたので、「おじちゃんが生きてる時に、もっと話を聞いておけばよかったな…」としみじみ思います。

このサービスほしかったわ…₍ ᐢ. ̫ .ᐢ ₎泣

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たかぎ

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