
「仕事の依頼が来た〜!」と思ったら、校了(完成)まで日数がごくわずか。
そんな経験があるデザイナーさんは多いのでは……。
世界の片隅でイラストレーターをしている私にも、最近そんなお仕事が飛び込んできました(笑)校了までわずか3〜4日。それでもお客さんを巻き込んで何とか完成、チラシはちゃんと効果を発揮しています。
そこで完成までの怒涛の3日間を紹介します。
デザインをご所望のみなさん、ご利用は計画的にね〜∠( ᷇࿀ ᷆ )
目次
あと3〜4日で完成させねば…!!
依頼主の佐藤さんは、福島県で40年もオーガニック野菜を栽培してる方です。控えめに言って超ベテラン。そして、苗の販売もされてます。この苗が強くて丈夫なんでリピーター多いんですよ〜。
そのPR用のチラシがですね、必要でして。
佐藤さん
たかぎ
なぜなら今日は4月14日。割とキチキチです。
「なんで?25ひく14で、11日もあるじゃんよ」と想う人もいるでしょう。
25 ー 14 = 11
はい、その通りです。
プロのデザイナーさんならチョロい日数かもしれませんね。しかし、チラシや紙媒体の印刷・郵送に、1週間は確保したいんですよね。
つまり、正しい算数はこうです。
25ひく(7+14)=4
残りは4ですね。つまり、あと4日で完成させねばならんのです。余裕を持つためには、あと1日短くしたい。
ならば、3日で校了せんと…!!
( ᐢ˙꒳ ˙ᐢ )カーン
試合スタートの合図
「決め打ち」でいかせていただく
3日なんで、ある程度は決め打ちで提案します。
時間がない中で、お客さんが「選ぶストレス」も極力減らしたいんです。
お客さんにもがんばってもらう
つまり、スケジュール感を理解してもらうことです。
「あと3日で完成させます」「これが最終チェックです」こういう声かけは当然やりますが、お客さんにも「スケジュール守らんかったら、商品届きませんよ」ってことを理解してもらう必要があるんですよね。
(いじめたい訳ではない)
すると、一緒にゴールまで駆け抜けることができるんで大分スムーズに進みますね。
チラシを見て、となり町からもお客さんが!

で、肝心のチラシ効果は?
「作ってもらったチラシの効果は抜群で売れ行きは順調で、なくなってしまう苗も続出です。来年はとなり町への新聞折込を500増やそうかなと思ってます」
よ、よかった〜!!
となり町からのお客さん、意外なところに需要があるものですね。
あとは、「来年は地図で迷う人もいたから、微調整していきましょう」とか改善点を確認したり。
ここら辺でやっとフーッと息ができます( ˘ω˘ ; )
時間なくても、協力すれば何とかなる
校了までわずか3日。それでも無事にチラシが完成、売行きも好調です。いや〜よかった!
佐藤さん(お客さん)がスケジュール感を分かってくれていたおかげで、
「あと3日で完成させる!」という共通認識のもと、ゴールまで突き進むことができました。こうなると、時間がなくても何とかなるもんです。
ただブツを作ってればいいわけじゃないんですね。お客さんとゴールにたどり着くまでの道筋も、ちゃんとデザインするのが役目なんだなと。
そう思えば、どんなお仕事も前向きにできそうな気がします。はい。
あ、でもデザインをご所望のみなさん、ご利用はマジで計画的にね〜∠( ᷇࿀ ᷆ )